愛し、愛されたのは優しい死神でした。
私のモヤモヤの原因は、この城に住んでいる女性陣の魂達。
律さんが行動するタイミングになると、わらわらと群がってきて、あっという間に囲んでしまう。
…彼女達は長年この建物に住んでるから地理は把握してて道に迷わないんだろうな。
もう、かれこれ二週間程前からこんな感じ。
丁度、私達の部屋が別々になった翌日からだ。
『………。』
私は今日も大きな白い柱の陰からそっと彼の後ろ姿を盗み見る。