愛し、愛されたのは優しい死神でした。

『…本当に住むんだ…』

荷物を整理する二人の様子を呆然と眺めていると、岳さんが目を輝かせて尋ねてきた。

「ねぇ!どの部屋使って良いの?!」

と。…基本的には私だけだし別にどこの部屋を使っても大丈夫なはず…!

『どの部屋でも大丈夫だと思います…』

「マジ?!やったぁぁ!!まずはもう少し整理するか♪それから決めよっと♪」
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