地味男の豹変〜隠された甘いマスク〜
パーキングに向い車に乗ると、私は家に帰らず凪の所に行った。
玄関を開けたのは貴之で、私が泣いてるのを見て何も聞かずに中に入れてくれた。
「えっ、玲美?どうしたって何があったの?」
「凪っ、私っ……」
「落ち着いてからでいいからゆっくり話してみて?ねっ?」
私は暫く泣いて、落ち着くと凪にさっきの事を話した。
「なるほどね……でも陽くんがそんな事をするなんて私には思えないんだよね」
「でもマンションに来るって事はその、元カノと……」
「まぁそこは引っかかるんだけどね」
「ねぇ凪、何日かでいいから私を泊まらせてくれない?凪と貴之には迷惑はかけないから」
すると貴之が言った。
「暫く泊めてやれよ凪、玲美だってまだ混乱してるみたいだしさ」
「そうね、玲美も少し落ち着いたらちゃんと陽くんと話をするんだよ?」
「うん……」
こうして私は凪の所に泊めさせてもらうことにした。
ずっと携帯を見ることなく、月曜日は行きたくなかったけど会社に行った。
朝礼が終ると陽が私に近づいて来て言った。
「玲美さん、ちょっと会議室にいいですか?」
そう言って腕を掴まれて会議室に連れて行かれた。
会議室に入り鍵を閉められ、陽は私に言った。