ブラッド
 三宅を射殺した段野隼人は起訴され、現在裁判待ちである。


 あんな野郎、死刑にでもなりゃいいんだ。


 心の中でそう思っていた。


 伊里町が捜査本部に入ってきて、自分のデスクに座る前に、コーヒーを一杯淹れて飲む。


 手元のノートパソコンでネットを見ただけで、


「佐山、行くぞ」


 と言ってきた。


 多分疲れてるだろう。


 そう思えた。


 捜査はずっと続く。


 何かと過酷だ。


 日々G市内を回っているのだが、これと言って事件のキーは見つからない。


 高飛びの可能性も考えられた。
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