ブラッド
第41章
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 連日捜査で疲れていて、自宅マンションに戻ると、シャワーを浴びて眠る。


 そしてまた朝起きたら、スーツに着替え、コーヒーと軽めの朝食を取って出勤だ。


 伊里町や山岡、飯尾とは毎日顔を合わせている。


 互いに警察官同士だから、違和感はない。


 昼間は常に忙しい。


 捜査に出るからだ。


 篠原も羽野も下古毛も見つからない。


 殺人犯など、本来なら撃ち殺したいぐらいなのだ。


 一応、銃は常に所持している。


 携帯命令が出てなくても、刑事事件の捜査をするなら、拳銃は必要だ。


 いつ、ホシが発砲してくるか、分からないからである。


 そして時が流れ、その週も土曜になった。

 
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