ブラッド
第74章
     74
 毎日、下古毛充の捜索を続ける。


 疲れていたのだが、昼間はずっと外回りだ。


 夕刻、所轄の捜査本部に戻ってきて、パソコンで報告書などを付ける。


 そして午後9時過ぎには自宅に戻っていた。


 単に寝に帰るだけである。


 また朝になると、起きてスーツに着替え、署へと向かうのだから……。


 帳場にはいつも捜査員がいた。


 警察署は24時間眠らない。


 交替で夜勤もやっている。


 いつ事件の被疑者が見つかるか、分からないからだ。


 そしてまた時が流れ、週も一つ明けて金曜になる。


 いつも通り、朝は午前7時頃に起きて、スーツに着替えた。

 
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