ブラッド
 スピードが上がっていった。


 その日の朝も猛暑で、何かときつい。


 昼になる前に現場を回りながら、探索した。


 金子雅夫も工藤隆明も撲殺で、凶器が発見されてない。


 それに動機も判然としないままだ。


 従流会の現役構成員を殺人へと駆り立てた理由は何なのか? 


 事件は徐々に深い泥へと落ち込んでいく。


 やがては沼のようになる場所に。


 そして警察も内々で捜査が行き詰まりを見せているのが分かった。


 県警内も一際混乱する。


 指令や指示が、まともに機能しなくなって……。


 おまけに各々のデカも抜け駆けまでするようになり……。









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