三次元のキミに恋をして。

｢おぅ、綾瀬やってくれるか！じゃあ、あと男子！｣

噛んだ...そんな事より...
教室を見渡してみると男子は誰もやる気なし。

お願い、成海君あげてー
心の中で念を送る。

｢こうなったら、男子くじだな！｣

男子の顔がみるみるうちに青ざめていく。そんなに、美化委員、嫌なの？

そんな時────。

｢先生、俺、やります。｣

みんな、一瞬にして固まった。
私もびっくりしたよ。

みんなは、手を挙げた彼。
成海君を、凝視してる。

｢成海、ありがとなー、お前らも成海に感謝だぞ！そして、みならえ！｣

そう言った先生と成海君だけが、いつも通りだった。

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それからは、順調に決まっていって、私の思惑通りの結果に。
でもさ、やっぱり冷たい視線を送られるのはなんで？
まぁ、仕方ないのかな？