☆お見舞いに来てください☆

ゆらゆら、ふわふわ。



ーーーあっ。


気持ちいい。

指と指。

肌と肌。

唇と唇。

混じり合う吐息。

この感触は…


「しゅ、しゅうさ……」

「なに?もっと気持ちいいことする?」


体が上下に揺さぶられるて、思考が停止する。

かと思ったらとても優しい。大きくて心地いい温もりにぎゅっと包まれる。

断続的に続くキス…

何もかも、抱えてる悩みなんて全て吹き飛んでしまいそうだった。


「今は俺のことだけ考えて」

「し、死にそう、です」

「死ぬよりもっと…、楽しいこと教えてあげる」



"だからもう泣かないで"


思考が完全に麻痺をした。

だから夢中でその体にしがみついた。

声が枯れるまで彼の名前を呼び続けた。


「俺が未来ちゃんを変えてあげるから」


この日聞いたその声は
確かに自分を崩壊させるものだった。

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