満月の夜に優しい甘噛みを
私たちは観覧車を降りた。

「楽しかったね~!」

「おう!そろそろ帰るか。」

「うん。」

「じゃあ家まで送るよ。行こーぜー」

青空は私の手を握って歩き出した。

帰り道・・・

青空は私に言った。

「夜は1人で出歩くなよ。危ないから・・・」

「俺を呼べ!夜出る時は。」

「うん!わかった~」

私はすぐに青空の言葉を快諾した。

青空が急になんでそんなことを言ったのか深く考えずに・・・。

「じゃあ。今日はありがとう。」

「うん。こちらこそ!また遊ぼうね。」

「うん。じゃあな。」
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