あなたにspark joy
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二時間後。

「なんでそんなにニヤニヤしてるんですか」

「いや、赤い糸を信じちゃいそうで」

「赤い糸?なんですか、それ」

「赤い糸しらないの!?」

「運命の相手と繋がってるとかいう、あれですか?」

「そう!」

私は妹尾さんにコーヒーを手渡しながらシラけた顔で彼女を見つめた。

「……妹尾さんの恋人で社長でもある春彦さんの仕業じゃないんですか?」

私の言葉に妹尾さんはブンブンと首を横に振った。

「真優ちゃん、名前間違えてる。春彦はお兄さんで、彼は秋彦」

………。

「ショットバーで偶然秋彦に出会った時に真優ちゃん言ってたじゃない?三課を掛け持ちするなら、壁ぶち抜いてワンフロアにして欲しいって。
秋彦、マジでそれを検討したみたいだけど、それだと工事中部屋使えなくなるし、後々の予定では一課ずつ事務員雇うつもりだったから、それを前倒ししたみたいだよ」

へー……。

「一課ずつ事務員おく話、もしかして妹尾さんは秋彦から聞いてました?」

呼び捨てだけれども。
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