ノラネコだって、夢くらいみる
「なにより、鈴の人生変えた男だもんな」
………うん。
「染まらない鈴を、色付けた」
………よくわかってる。さすが大地。
「かなわねーよ。あんなカッコイイやつ」
大地も、カッコイイよ。
「届きそう?想い」
「多分……」
「マジか。やるじゃん」
「………」
「鈴?」
「鍵をもらったんだけど」
「は?」
「家のね、鍵をもらったの。いらないって言ったけど、返しそびれてる」
「………それ、一緒に住もうってことじゃねーの?」
「え?」
「いや、それは飛躍しすぎか。けど、つまりは、いつでも来いってことだろ」
「は……?」
「鈴、鈍すぎ。好きじゃないやつに、ってか好きなやつにも、相当距離縮まってないとそんなことできねーだろ、普通」
「えぇ!?」
「まぁ、そんなとこが可愛いんだけどさ」
「………っ」
………うん。
「染まらない鈴を、色付けた」
………よくわかってる。さすが大地。
「かなわねーよ。あんなカッコイイやつ」
大地も、カッコイイよ。
「届きそう?想い」
「多分……」
「マジか。やるじゃん」
「………」
「鈴?」
「鍵をもらったんだけど」
「は?」
「家のね、鍵をもらったの。いらないって言ったけど、返しそびれてる」
「………それ、一緒に住もうってことじゃねーの?」
「え?」
「いや、それは飛躍しすぎか。けど、つまりは、いつでも来いってことだろ」
「は……?」
「鈴、鈍すぎ。好きじゃないやつに、ってか好きなやつにも、相当距離縮まってないとそんなことできねーだろ、普通」
「えぇ!?」
「まぁ、そんなとこが可愛いんだけどさ」
「………っ」