縁〜サイダーと5円玉と君の靴ひも〜
「…乃々夏、私も実は琥珀の仲間入りしたんだわ。すまんね、妹よ」


ちっとも申し訳なくなさそうな顔の姉の後ろから、


「在花(ありか)」


背が高い全体的に色素の薄い男子が駆け寄ってきた。


「彼氏の、理仁(りひと)」


在花がさらりと紹介すると、


「あ、乃々夏ちゃんだよね?よろしく」


人懐っこい笑顔で握手を求められた。


「はあ・・・どうも」


思わず手を出すと、あったかい手でぎゅっと握られた。


顔を上げると、瞳の色に驚いた。


「姉ちゃん目が・・・紫だよ」


鞄を落とした私の肩をポンと叩いて、


「ん?大丈夫、大丈夫」


在花はケラケラ笑って、


「カラコン」

と耳元でささやくと、理仁とやらと楽し気に歩いて行った。
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