アナタの過ち


その場にいる事に耐えられず、部室へ向かった。

携帯を開くと、私の心境とは裏腹に沢山のメール、着信。

いや。
携帯はいつも通りだ。

違うのは私。

私の…今更気づいた傷だらけの心。

それだけ。

誰からの連絡かも確認せず、閉じた。


『ごめん、用事できたから帰るね』

皆に一言断り、私は学校をあとにした。

自転車を無意味に全速力で走らせる。

ゴミが入ったであろう私の目からは何かが流れ、落ちぬまま私の後ろへ消えていった。

家に着くまでソレは止まらなかった。



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