アナタの過ち



亮は、私の着ていた服を慣れた手つきで脱がしていく。

どんなに抵抗しても、結局足はタクマによって制御されている。

無理。

敵わない。
敵うわけがない。

抵抗しても痛いだけで、なにも変わらない。



もう嫌。
こんなガキじゃなくてもっと違う女いるでしょ?
なんで私なの?

偶然選ばれた現実にしがみついていたのは自分なのに、私はこんな状況になって真逆の事を考えた。



自業自得。

そんな言葉がピッタリだ。



「…泣いてんの?」

手を止めて、私に問いかける。

『…』

顔を覆う手の隙間から涙が流れていた。

久しぶりに頬に伝う暖かいもの。

小さい声で、大袈裟…って聞こえた。

殺してやりたかった。

< 68 / 147 >

この作品をシェア

pagetop