【短】君の瞳にリフレクト。


「美琴、駅前ショッピング行こう!」


「…え?駅、前?」


突然なにを言い出すかと思ったら、駅前ショッピング?



「この前欲しい服あってさー。バイト代も出たし、おごってあげるから!」


お姉ちゃんはそう言って、私の返事も聞かずにグイグイと背中を押す。


ふと時計を見ると、もう12時だった。



斎藤くん達の待ち合わせは、10時。


デートなら、駅前にはもういないよね…。


自分で考えながら悲しくなって、私は気分転換にお姉ちゃんに着いて行くことにした。


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