【短】君の瞳にリフレクト。


ピッ、ピッ。

「5点で、1万2千円になります」


「じゃあ2万円で〜」


お姉ちゃんはさらっと諭吉を2枚出して商品を受け取る。


この仕草…さっきからもう3回目。


お姉ちゃんといったら、駅前に着いてすぐに服を爆買い。


使った金額が何桁になるか私はビクビクだ。



「美琴、次あの雑貨屋さん行こう!」


「えぇ〜?まだ行くの?」



お姉ちゃんはまだまだ買い足りないようで、私の手を引っ張る。

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