【短】君の瞳にリフレクト。
“どうして学校で人気のある本城先輩と知り合いなの?”とか
“どうしてそんなに親しそうなの?”とか疑問が頭をぐるぐるして今は喜べない。
「…私、もう斎藤くんに頼るのはやめる」
斎藤くんの瞳に、確かに私は映っていた。
「は……?」
だけど、それはただノートを貸し借りするだけのために映すだけであって。
本城先輩のように、優しい瞳は私には向けられない。
だから…やめるんだ。
「今まで、迷惑かけてごめんね」
「おいっ、三浦!」
これ以上、邪魔にならないように。
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