【短】君の瞳にリフレクト。
「美琴、そこ邪魔」
リビングのソファーで寝っ転がっていたら、突然足が伸びてきた。
「お姉ちゃん痛い…」
2つ上の姉、三浦 琴音(みうら ことね)に蹴られながら重々しく起き上がる。
「あんた、今日土曜日なのにごろごろしてていいの?せっかくの休日だよ?」
お姉ちゃんが私の隣に腰を下ろし、テレビをつける。
「別に…とくに予定ないし」
素っ気なく言うと、お姉ちゃんはもうテレビに夢中。