モテ子☆モテ男の恋愛事情。
「もし、時間があったらでいいから…さ。ゆずちゃんが応援に来てくれたらいつも以上に頑張れる気がする」
「うん、わかった」
じゃあ、と今度こそ体育館へと向っていく秋山くんに手を振り見送ってから。
一人になった途端に、ふう…と小さな息が漏れる。
「練習試合…か」
それって、もちろん速水翔も出るよね?
バスケ部のエースだもん。
出ないわけがない。
急に脳裏に浮かび上がったのは。
昨日、至近距離で見た綺麗すぎる微笑。
昼休みに見る、顔が崩れるくらいの豪快な笑顔とは全然違うお手本のような笑み。
練習試合、観に行ったら…あの砕けた笑顔を間近で見られるのかな。
なんて、何言ってんのよ……
…………
……告白、OKしたのかな?
って、そんなのあたしには関係ないことだ。