激恋&純恋~二つのからだ~
「一通り終わったかな?」
ペア交代の時間がなくなっちゃって、結局お昼。
食欲ないなぁ、食べる気になんない。
緊張で。。。
「お前、緊張してる?」
「あ、うん。今更だよね…。」
「京弥ー。」
「?どした。」
「緊張してる?」
「あー…うん。」
「こいつと一緒に居てやって。話してて。」
「分かった。」
え!?京弥くんと?話すこと何もないのに…
行っちゃった…。
「優さ、真祐とカレカノ?」
「あ、うん。京弥君は、果林をどう思う?」
「普通に、可愛いし、案外純粋だった。」
「す、好きとかそういうのは…?」
き、聞いちゃったー!!花梨に伝えられる結果かな…。黙ってるのもかわいそうだよね…。
「んー。気になる女子の一人。ぐらいかな?」
「あ、そっか…!果林、喜ぶと思う。」
「なんで?」
「あ、え。何でって…なんでもだよ!」
「?」
気になる女子かぁ…。曖昧。微妙。でも、進歩だ。気になってる女子なら、好きな女子に変わる可能性が大きい。あえて、伝えないでおこう。
このまま、頑張ってね…果林。
< 10 / 14 >

この作品をシェア

pagetop