腕の中
天使さんは私を見るなり目を見開き、


「おい!目ぇ覚めたのか!?」


…あらまぁ、お口も悪い天使さんなのね。


黒髪のこの天使さんの声に反応したのか、また天使さんが3人入ってきた。


「お目覚めになられましたか!!」


と、私なんかに敬語を使う頭に傷のある坊主の天使さん。


「やっぱちょーかわいいね!!」


と、軽そうな赤髪の天使さん。


「よかったな。やっと話せるぞ。」


と、黒髪天使さんに向かってニヤッと笑った銀髪の天使さん。
< 19 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop