【Berry's Cafe版】やっぱり君にはかなわない〜花と光と奏でSS
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コンコンッ
「しーちゃん、ちょっといいかしら?」
ドアをノックする音と掛けられた声に、二人の甘い時間が途切れる。
「お客様が是非ともご挨拶したいって」
『あ…はい。今行きます』
そう返事をした直後、俺から離れた愛しい存在。
「挨拶?」
俺は寂しさを感じながらも、思った疑問を口にした。
『たまにパフォーマンスのお礼を直接言って下さるお客様がいるんです』
「お礼なの?」
『今日ここでプロポーズをされた方がいらっしゃって、ご婚約のお祝いに“歌”ですがプレゼントさせて頂いたから…たぶん、そのお客様でしょうか?』
「だから歌ってたのか」
ここへ来た時に、紫音が歌っていた理由がわかった。
ピアノ奏者としての紫音が歌まで披露しているとは聞いていなかったから、そのことを疑問には感じていたけど…
"それどころの話じゃなかったからな…俺…"
それすらぶっ飛んでいたことを俺は自覚した。
コンコンッ
「しーちゃん、ちょっといいかしら?」
ドアをノックする音と掛けられた声に、二人の甘い時間が途切れる。
「お客様が是非ともご挨拶したいって」
『あ…はい。今行きます』
そう返事をした直後、俺から離れた愛しい存在。
「挨拶?」
俺は寂しさを感じながらも、思った疑問を口にした。
『たまにパフォーマンスのお礼を直接言って下さるお客様がいるんです』
「お礼なの?」
『今日ここでプロポーズをされた方がいらっしゃって、ご婚約のお祝いに“歌”ですがプレゼントさせて頂いたから…たぶん、そのお客様でしょうか?』
「だから歌ってたのか」
ここへ来た時に、紫音が歌っていた理由がわかった。
ピアノ奏者としての紫音が歌まで披露しているとは聞いていなかったから、そのことを疑問には感じていたけど…
"それどころの話じゃなかったからな…俺…"
それすらぶっ飛んでいたことを俺は自覚した。