【Berry's Cafe版】やっぱり君にはかなわない〜花と光と奏でSS
「当たり前だから………自分の彼女なんだし……」
『それでも嬉しかったです』
「そっか。なら良かった。……でも、嫌な思いさせて悪かった」
俺はさっきのことで紫音がどう感じていたのかをまだ聞いていなかったことを思い出し、もう一度、当然紫音が感じたであろうことを言葉にしてそれを詫びた。
『嫌な思いはしてませんよ。驚きはしましたけど』
それなのに、俺が思っていたことを否定し、それとは別の感情があったことを伝えてくる。
「え?」
『だって、過去のことであって現在進行形じゃないですよね。だから大丈夫です。
それに煌暉くんの意外な一面が見れて、本当に大事に思ってくれてるんだと感じました』
「意外な一面?」
『あの女(ヒト)に向けてた表情と声。
あの女(ヒト)には申し訳ないですけど、そのことで優越感に浸る自分がいたのは確かです』
「………どんな感じに…見えてた?」
『一言で言うなら……怖かったです。でもそれが嬉しかったんです。
私に向き直った時にはその表情と声が崩れて、いつもの優しい煌暉くんが私を見つめてくれました。そしてまた……の繰り返しでした』
「マジか………」
俺は自分の変化にさえ気づかず、紫音を守りたい一心だったことを気づかされた。
『それでも嬉しかったです』
「そっか。なら良かった。……でも、嫌な思いさせて悪かった」
俺はさっきのことで紫音がどう感じていたのかをまだ聞いていなかったことを思い出し、もう一度、当然紫音が感じたであろうことを言葉にしてそれを詫びた。
『嫌な思いはしてませんよ。驚きはしましたけど』
それなのに、俺が思っていたことを否定し、それとは別の感情があったことを伝えてくる。
「え?」
『だって、過去のことであって現在進行形じゃないですよね。だから大丈夫です。
それに煌暉くんの意外な一面が見れて、本当に大事に思ってくれてるんだと感じました』
「意外な一面?」
『あの女(ヒト)に向けてた表情と声。
あの女(ヒト)には申し訳ないですけど、そのことで優越感に浸る自分がいたのは確かです』
「………どんな感じに…見えてた?」
『一言で言うなら……怖かったです。でもそれが嬉しかったんです。
私に向き直った時にはその表情と声が崩れて、いつもの優しい煌暉くんが私を見つめてくれました。そしてまた……の繰り返しでした』
「マジか………」
俺は自分の変化にさえ気づかず、紫音を守りたい一心だったことを気づかされた。