冷たい王子とチビな私
自宅まで
『おくってくよ』
彼は優しくうぶやいた。
「え!悪いよ」
首をぶんぶん振って拒否した。
ところが彼にはきかないようで、
『...いいから!』
グイッと手を引っ張られ
『家どこなの?』
そう聞かれた。
拒否権はどうやらないようだ。
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