冷たい王子とチビな私
『えー。あー。』
と彼が何も答えず粘りついに家についてしまった。
「..こたえてよ。」
疑いの目をかける。
『...今度でいいじゃん?』
彼はそう言って走り出す。
「えっ!ちょっ!」
足が早いようでもう追いつけないとさとる。すると彼は...
『今日はありがとう。また明日な、ひーちゃん』
...え。
「...ひーちゃん??」
初恋の人が私につけたあだ名だった。
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