冷たい王子とチビな私
「ね、ねぇー。これって必要かな?」

私はそう問いかける

「ちょっ!しゃべんな!」

凜々の気迫に圧倒されてしまう。

「.うん。」

今服をコーディネートしてもらって、メイクまでしてもらっている。

「よしっ!完璧」

凜々は満足そうに息をついた。

「おっ!いいじゃーーん!!ってか!ひめ可愛すぎぃ。」

夢がニコニコしながらお世辞をくれる。

「元がいいしね!」

凛々もお世辞をくれる。

「皆優しいな。」

私は友達に恵まれているのかも。

「それに、ロイストのワンピースやっぱり超姫にあうわー!靴もそこまでヒールって感じじゃないけど身長のびてるふうにみえるー!」

夢が、今日のコーディネートについて熱弁している。

このワンピース60万...。

「そろそろ行かないとやばくない?」

千夏が時計を指さした。
時刻は10時45分。
私の家から木苺駅まで徒歩10分。

「そうだね。そろそろでなきゃっ!」

私はカバンをもって凜々達と家をでた。

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