オオカミ御曹司に捕獲されました
服が高くて文句を言われるとは……。

どうやら五十嵐さんには俺の今までの常識が通用しないらしい。

「五十嵐さん、自分で着替えるのと、俺に着替えさせられるのとどっちがいい?」

ニコッと笑顔を作り、彼女に圧力をかける。

「ひょえ~!自分で着替えます~!」

五十嵐さんが俺の顔を見て奇声を上げ、またフィッティングルームに引っ込む。

「着たらちゃんと俺に見せてよ」

そんな彼女にククッと笑いながら声をかける。

カフェで会った時から思ったが、五十嵐さんの反応が実に面白い。

コロコロ変わる表情。

見ていて飽きない。
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