オオカミ御曹司に捕獲されました
杉本君が気遣わしげに私の頬を撫でる。
「じ……じゃあ、梨花のそのキスマークって……杉本君が?」
絵里ちゃんがぶるぶる震えながら私の鎖骨の方を指差す。
「絵里ちゃん、変な事聞かないでよ!」
私は狼狽えながら絵里ちゃんの指を掴んだ。
杉本君、お願いだから答えないで!
チラリと横の杉本君に目を向けると、彼は絵里ちゃんの質問には答えずただ微笑んだ。
あ~ん、もう‼
杉本君、その微笑は肯定だから。
私はひとり動揺しながら頭を抱えた。
周囲のざわめきが聞こえる。
きっと杉本君が私なんかにキスしてとかいろいろ言っているのだろう。
ああ~、早くこの場から消えてしまいたい。
「ああ……そうなんだ」
「じ……じゃあ、梨花のそのキスマークって……杉本君が?」
絵里ちゃんがぶるぶる震えながら私の鎖骨の方を指差す。
「絵里ちゃん、変な事聞かないでよ!」
私は狼狽えながら絵里ちゃんの指を掴んだ。
杉本君、お願いだから答えないで!
チラリと横の杉本君に目を向けると、彼は絵里ちゃんの質問には答えずただ微笑んだ。
あ~ん、もう‼
杉本君、その微笑は肯定だから。
私はひとり動揺しながら頭を抱えた。
周囲のざわめきが聞こえる。
きっと杉本君が私なんかにキスしてとかいろいろ言っているのだろう。
ああ~、早くこの場から消えてしまいたい。
「ああ……そうなんだ」