ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
#結愛side
サミちゃんが突然現れて驚いたのも束の間、レトの色々なことを知った。
そしてサミちゃんはわたしの気持ちに気づいたよう。
「あんた、まさかと思うけど……レトのこと好きになったんじゃないでしょうね?」
もう正直に言ってしまおうか、そう考えてレトを見た。
「…っあれ、レト……!?」
レトが目を閉じてぐたっとしていた。
「…!?……あぁ、大丈夫よ。薬の副作用で寝ているだけ。」
そっか…良かった。
「あれは副作用で意識混濁が起きるの。だけど、飲まなきゃ苦しさを止めることができない。」
さっきレトから聞いた話は、信じられないような内容だったけど…今起きていることとなにも矛盾しない。
「あんたにレトを救うことはできないわ。」
…サミちゃんが言いたいことは分かってる。
「だけどわたしはレトが…「あんたがレトを好きなのは許されない!」
「それは…っ分かってるけどっ…。」
「レトとわたしは一緒になることが認められてるの。わたしはレトのフィアンセなの!」