心外だな-だって世界はこんなにも-





「で、思い切って、いちゃもんつけに行こうとしたら、頭に消しカス乗ってたから、ニュアンスは変えたけど、大成功。後は、孤独になった七原くんにパフェでもお詫びに奢らせたら、こうして二人っきりになれる。」



本当に女は怖いと思った。女子はみんな恋の為ならこんな完全犯罪を何の迷いもなくやってのけるのだろうか……。



「でも、作戦はここまで。後は私の魅力で勝負するしかない。だから、私はありのままの藤代美紀で勝負しに来たわけさ。付き合うのに猫被るのって疲れるし、好きな人にはありのままを好きになってもらいたいからな。」



彼女はあの大きなパフェをもう半分以上食べていた。俺のアイスクリームは、半分以上溶けていた。




< 127 / 255 >

この作品をシェア

pagetop