平凡な私の学園生活

それはただの雑用です


「千優(チユウ)、今年も同クラよ!!!」

「わーい。」

「コラッ、棒読みで言わないで!」

朝から元気だなー、と舞ちゃんを遠めに見つつ、内心、舞ちゃんと一緒のクラスになれて嬉しい。

だって面倒事押し付けたいし。

「千優と同クラなのはいいんだけど、何で___」

はい、耳をふさいで~

「今年も生徒会の誰かと一緒じゃないのーーーー!!!!!!」

はい、もういいですよ。

えー、去年ですね、私の神的なモブ機能で、仕組まれてるんじゃないかってくらい生徒会と接点もなく、普段会うこともなく、平和に過ごしていたんですよね。
 
その成果か知りませんけど、舞ちゃんがよく発狂するようになりました。

そして、

「何か千優がいるから生徒会の皆様に会えない気がする。」

真顔でよくそんな事を言われるようになりました。

それでも舞ちゃんは、私の親友ですからね。

全て受け入れましょう!

「千優、手、手を広げないの。」

おっと、勢いに乗りすぎました。

< 4 / 45 >

この作品をシェア

pagetop