悲しみの涙を
土方さんが何かを言おうとするが近藤さんによって止められる。


「トシ、ここは岸本くんに任せてみないか?」


「いや、しかしだなぁ、近藤さん。得体の知れない奴に任せるなんて真似…」


土方さんは近藤さんに弱々しく反論する。


「大丈夫だ。俺は岸本くんを信じるよ。それに山崎くんでも難しいと言ってるんだ。ならば岸本くんにかけるしかないだろう?」



「布とお湯を持ってきました!」


近藤さんが話し終わった直後に隊士が私の頼んだものを持ってきた。


「ちっ…仕方ねぇなぁ」


土方さんは私を見る


「近藤さんが言うから任せるだけだ。言っとくがお前を信用したわけじゃねぇ。少しでも変な真似してみろ。ただじゃおかねぇからな」


私は縦に頷いて患者を見る。




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