悲しみの涙を
「ところで、岸本くん」


「は、はい」


近藤さんに呼ばれ慌てて返事をする。


「君、住むところはあるのかい?」


「……あ」


近藤さんに言われて気づく。


「良かったらここに住んで新撰組の医者として働かないかい?」


「近藤さん!こいつは女だぜ⁉︎」


土方さんは驚いたように言う。


「ああ。だから、男装はしてもらうことになるな。だが、これほど優秀な医者がいたら安心だろう?」


< 31 / 37 >

この作品をシェア

pagetop