君依存

~ふみかSIDE~

放課後。

先輩に手を引っ張られてる間、頭が真っ白で、何も考えられなかったけど、抱きしめられた感覚は、まだちゃんと残ってる……。

「告白されたんだ……わたし……」

ボーっとしてると、りこが机に肘をついて、ジッとこちらを見てる。

ちゃんと言わなきゃ……

「湊先輩に、告白された……」

「やったじゃん。もちろんオッケーしたんでしょ?」

私は黙ってうなずいた。

りこはほんとに嬉しそうにしている。

「なに?なんか不満そうな顔」

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