君依存
「あんた!やっぱり、湊先輩のことが好きなんだ!」

「おい、そこの二人!無駄話が多いぞ」

りこが大きな声を出すから、体育の先生に注意されてしまった。

-----。

体育の授業が終わり、制服に着替えながらも、りこの“堤君を好きになりなさい”説得は止まらなかった。

「人を好きになることは、誰にも決められないよ」

髪の毛を整えながら、鏡越しにりこに言ったけど……

「堤君、絶対あんたの事気になってると思う!!」と譲らなかった。
< 37 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop