あなたのとなりで
(まさか姉上と同じ病気にかかるなんて思わなかったな…)

真選組屯所に戻り庭を眺めながらそんなことを思っていた。

〖そーちゃん〗

ふと、ミツバに呼ばれた気がして振り返る。振り返った先にいたのは

「なんですかィ土方さん」

「いや、帰ってたんだな総悟。」

土方十四郎が、沖田の部屋に入ってきた。

「今までどこ行ってたんだ?」

「別に、いつものことでさァ」

「ったく。サボりかよ」

イラつく土方を気にせずに起きたは続ける。

「はァ…死んでくれねェかな土方コノヤロー」

そのまま立ち上がり部屋を出る。

「総悟」

「なんですかィ。死んでくれるんですかィ?」

「ちげーよ。」

「だったらなんでさァ」

「いや…お前―」

土方が言い終わる前に部屋を出た。

(……)

土方は1人、沖田の部屋に取り残された

「あいつ…」

何とも言えない不安が土方を襲っていた。

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