ポプリ
「でもね、麗龍くんには私がエージェントだってこと、秘密なのです」
「えええ?」
「だからティーダくんも麗龍くんには黙っててね?」
「え、なんで……」
「エージェントは秘密の工作員なのです。家族にすらその正体を気取られてはいけないのです。ティーダくんは身内だからいいですけどね」
「いや、でもだって、麗龍兄ちゃんのお父さんたちって……」
「二代目『番のエージェント』ですよ~。私の憧れの二人なんですよ~。そんな人たちの娘になれて、私しあわせです~」
「覇龍闘さんとリィさんが知ってるのに、麗龍兄ちゃんには秘密なの?」
「……麗龍くんも隠し事してるからいいんです~」
ぷー、と頬を膨らませながら、紅茶を煎れてくれるユリア。
そんな子供っぽさを見せつけられると、とても正確な狙撃を見せつけた凄腕のエージェントなどとは思えない。
「麗龍兄ちゃん……素直に話せばいいのに……」
互いに秘密を持つ夫婦に、ティーダは苦笑しながら紅茶を頂くのだった。
◇
麗龍、テンジンジャーに憧れてヒーローになるも、ちょっと恥ずかしくて妻には秘密にしている。
ユリア、そんな夫の秘密に気づいていて、話してくれないことに憤り、エージェントであることを秘密にしている。
でもきっと、麗龍もユリアの正体については気づいていますね。
いつか、エージェントを助けるテンジンライダー、って構図が出来上がると思います(笑)
「えええ?」
「だからティーダくんも麗龍くんには黙っててね?」
「え、なんで……」
「エージェントは秘密の工作員なのです。家族にすらその正体を気取られてはいけないのです。ティーダくんは身内だからいいですけどね」
「いや、でもだって、麗龍兄ちゃんのお父さんたちって……」
「二代目『番のエージェント』ですよ~。私の憧れの二人なんですよ~。そんな人たちの娘になれて、私しあわせです~」
「覇龍闘さんとリィさんが知ってるのに、麗龍兄ちゃんには秘密なの?」
「……麗龍くんも隠し事してるからいいんです~」
ぷー、と頬を膨らませながら、紅茶を煎れてくれるユリア。
そんな子供っぽさを見せつけられると、とても正確な狙撃を見せつけた凄腕のエージェントなどとは思えない。
「麗龍兄ちゃん……素直に話せばいいのに……」
互いに秘密を持つ夫婦に、ティーダは苦笑しながら紅茶を頂くのだった。
◇
麗龍、テンジンジャーに憧れてヒーローになるも、ちょっと恥ずかしくて妻には秘密にしている。
ユリア、そんな夫の秘密に気づいていて、話してくれないことに憤り、エージェントであることを秘密にしている。
でもきっと、麗龍もユリアの正体については気づいていますね。
いつか、エージェントを助けるテンジンライダー、って構図が出来上がると思います(笑)