隣に住むのは『ピー…』な上司
気持ちが乱れてしまった。

ネットを閉じようと画面に目を向けたら、『放鳥』という文字が飛び込んできました。


「放鳥…?」


ケージから離してあげることを言うのだそう。

一日数分でもいいからしてあげるといいでしょう…と載っている。


「放鳥かぁ」


写真を見ている限り、小鳥が頭の上や肩に乗ったりするらしい。
親密な関係が築かれているようで何とも言えない気分になってしまった。


「いいなぁ。私の手にも止まってくれないかな」


手乗りインコなら大抵いける…と誘い文句に書かれてある。
ピーチが手乗りならば私にも止まってくれるかもしれない。


「課長が帰ったらお願いしてみようか。あの時と同じ感動をもう一度だけ味合わせて貰おう」



手の中に収めた時のか弱さ。
守っているような気分がして、きゅん…と胸が熱くなった。


(それくらいならやらせてくれるよね)


お礼代わりに…と頼み込んでみよう。
一度だけでいいです…と言えば、きっと聞いてくれるはず。


(これこそホントにお互い様よね)


課長の帰りが楽しみになってきました。

残り2日間で、もっと小鳥と仲良くなろうと決めました。



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