からっぽのトランク
何回か電話で話して3週間が経った頃。
一生はまた私の家に来た。
両手に沢山食材を持っていた。餃子やら
ヨーグルトやらお菓子やら。
三千円で買った小さなソファに座りながら
日が沈んで首を絞められたあの青よりもっと
夜が暗くなった頃。
彼はポツリと話し出した。
「俺ね養護施設で育ったんだ。
みんな日曜日になると親が来ないかなって
待ってるんだ。
この間。泊まっていってもいいよ。って
里花が言った時。
あの養護施設の日曜日を思い出したんだ。
とても。とてもさみしそうで一人なんだな
って。感じたんだ。
俺とね。一緒だなってね。
でも。あの時はやっぱり帰ったんだ。
そして。また来ようと、思った。
俺。サイトやめるから里花もやめて
くれないかな。」
私はこのガランとした部屋で迎えに来ない
誰かをずっと待っていたのかも知れない。
「お互い。こんな出会いだけど。
過去は過去にできないかな。」
彼の言葉は夜の闇に消えて星になってくれる
のだろうか。
しょせん。出会い系の出会い。を越えれる
のだろうか。
色んな事がうずまきながら私は
「サイトなんかやめるよ。」と頷き
新しい素敵なブラジャーを買いたいとなぜか
ふわっと思った。
一生はまた私の家に来た。
両手に沢山食材を持っていた。餃子やら
ヨーグルトやらお菓子やら。
三千円で買った小さなソファに座りながら
日が沈んで首を絞められたあの青よりもっと
夜が暗くなった頃。
彼はポツリと話し出した。
「俺ね養護施設で育ったんだ。
みんな日曜日になると親が来ないかなって
待ってるんだ。
この間。泊まっていってもいいよ。って
里花が言った時。
あの養護施設の日曜日を思い出したんだ。
とても。とてもさみしそうで一人なんだな
って。感じたんだ。
俺とね。一緒だなってね。
でも。あの時はやっぱり帰ったんだ。
そして。また来ようと、思った。
俺。サイトやめるから里花もやめて
くれないかな。」
私はこのガランとした部屋で迎えに来ない
誰かをずっと待っていたのかも知れない。
「お互い。こんな出会いだけど。
過去は過去にできないかな。」
彼の言葉は夜の闇に消えて星になってくれる
のだろうか。
しょせん。出会い系の出会い。を越えれる
のだろうか。
色んな事がうずまきながら私は
「サイトなんかやめるよ。」と頷き
新しい素敵なブラジャーを買いたいとなぜか
ふわっと思った。