キミと再会

【舞美】



｢晴真…久しぶりだね！｣



｢うん！久しぶり！
じゃなくて、同窓会は？
那央に会えたの？｣



｢会わなかった
ってゆうか、がらじゃないのよね！
友達とかいないし
先生にスーツ渡して、帰って来ちゃった！
ここ、久しぶりなのに、落ち着く！｣



詩步を失ったけど


私は、明るく振る舞った



｢隣、いい？｣

｢どうぞ！｣



晴真が隣に座った



｢カツラ、あつくね？｣

｢うーん、暖かい｣

｢寒がりかよ｣

｢ふふっ恥ずかしいの
裸で歩いているみたいだもの｣

｢まだ生えないの？｣

｢はえてるよ！ずっとロングだったからさ
ショートとかなんか嫌でね｣

｢俺が整えてやろうか？｣



売れっ子スタイリストの晴真の誘いを
断れないよね

ってか、こっちが晴真にお願いしたい



｢ボサボサなの｣


｢任せなさい！｣



晴真が同期でよかった

女の子を魔法にかけるプロだもの



髪を整えて貰って



衣装室で、髪に合う服装を
2人であれこれやって


凄く楽しかった





｢晴真ありがとう！
私…明日、イタリアに戻るね！｣