キミと再会
会議の終わった後

晴真が、先生を呼び止めた


「何で、秘書なんですか?
マイの才能を潰す気ですか?」


「伊原君 貴方、マイと番号交換してた?」


「え?…はい」


「今、ここで消して!
消さなければ、貴方も…ね?」



先生の目は本気だった


俺達は、固まった

ガチャ


舞美が会議室に入ってきて、晴真の後ろの
ポケットからスマホを取り出した


「消して」

晴真に、スマホを向ける
化粧直しても腫れてる目


「マイ!貴方も消すのよ!」


舞美は、スマホを取り出して

晴真の番号を消去した



「伊原君も、消しなよ」


晴真を伊原君と呼び、消すように言った


晴真も番号を消去した



「マイ オフィスの片づけは、終わった?」


「終わりました」


「そう、引っ越しの支度があるでしょうから
3日間有給使っていいわよ」


「わかりました」





今朝、2人で過ごした
あの部屋まで、引っ越し?





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