王様の命令は?
「匠くんの寝顔撮れるなんてラッキー」
「無防備すぎて可愛い〜っ」
はしゃぐ女子たちが横を通り過ぎて行き、聞き慣れた名前に反応した。
…匠って言ったよね?
キョロキョロとあたりを見てみると、ちょうどあるものを発見。
音を立てて閉まった重たそうな鉄のドア。
ちょうど今さっきあの部屋からさっきの子たちが、出てきたのかな…?
匠もあそこにいるのかな、きっと。
ちらっと視線をあげて確認して、ドアノブに手をかける。
図書室なんて用事ないしあまり来た事ないな……。
「……お疲れ様でーす……?」
入ってすぐ見つけた、背中。
PC画面は開いたままで机に突っ伏していて、動いている気配もなかった。
私の声にも反応していないみたいでどうやら寝てる?