彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)


「なにラリってんだコラ!?相手見てもの言えや!龍星軍四代目頭と、そう簡単にデートできると思ってんのか!?なめてんのかよっ!?」

「えー?なめてかかってるのは、あなたでしょう?それが上下関係の厳しいボーソー族で、それが頭に対する態度~?」

「このアマっ!?泣かされてぇかぁ!?凛がオメーとデートなんざするわけが~!!」

「やだ、顔が怖ーい♪本人からはさっき、デートしてもいいって返事もらってるのなぁ~?ねぇ、蓮君?」

「このタイミングで僕を巻き込むの!?」

「だって、この人~カンナさんだっけ?凛君が誰とデートしても良いって言ってたよねぇ~?デートって言っても、今日とすること変わらないよ~?ご飯食べて、おしゃべりしてだもん♪」

「いやいや!今日のことを思えば、それだけじゃすまない気がするんですけど!?」

「きゃはは♪ますみは、それでもいいよぉ~でもぉーカンナさんが焼きもち100%でダメって言うならぁ~諦めるしかないけどぉ~ねぇ、高千穂カンナさん?」



カンナさんに対して、挑発でもするように笑うますみちゃん。

それでカンナさんの表情も切り替わる。



「はぁあ~!?だれが、焼きもちだ!?馬鹿じゃねぇのか!?そんなお子ちゃま相手によくそこまで、ガツガツできるよな!?」

「え!?カンナさんから見たら、僕お子ちゃまなの!?」

「そんなことないよ、蓮くぅん♪ますみは、お子ちゃまじゃないと思うけどなぁ~ますみのことを助けてくれた素敵な王子様だもん♪あ、高千穂カンナさんは、守ってあげる立場だからわからないのかもねぇ~守ってもらえる特別な感情って?」

「くっ・・・!!そうだな!!テメーみてぇーな男に寄生してそうな女、凛とお似合いだぜ!!」

「ちょ、カンナさん!?何言いだすの!?」

「あぁんっ!?事実だろう、天然女たらし!!オメーこそ、あたしの顔色うかがわずに、好きにすりゃいいじゃんか!?デートも、合コンも、合体もな!?」

「最後は意味がわかりませんよ!?」

「かまととぶりやがって!よかったな、凛道蓮さんよっ!せいぜい、桃山女学院の美少女コンテストで優勝したますみちゃんとのデートを楽しみな!!じゃあな!!」

「ああ!?行かないで、カンナさーん!!てか、フルネームで呼ぶほど怒ってる!?」



引き止めようと手を伸ばすが、それに構わずカンナさんは怒鳴った。


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