大切な人へ

私達のブースは売り上げも
それなりによかったので
利益分で打ち上げが行われた

でも私は主役なんて柄じゃないし
バイトと嘘をついて早めに帰った


ピコン!
[今日バイト休みじゃなかった?]



先生からのメール!
参加してるのっ!?

また女の子に囲まれてるんじゃ…



[休みだけど帰って来ちゃった]

[じゃそっち行ってもいい?]


え!?是非来てください!
思わずスマホに叫んでしまった…

[はい!夜も食べて行ってください]

[うん。ありがと]

やった!
急いで買い物に行った

______________


ピンポーン


買い物から帰るとすぐに先生が来た

「準ミスおめでと!」



彼の笑顔は破壊力がすごい…

一気に顔が熱くなってしまう


「1位かなって思ったけど
初日のボディーガードが痛かったね」

クスクス笑ってコーヒーを飲んでる


『一緒にいてくれましたけど
その言い方やめてください!』

からかわれてるみたいで
井川くんに悪い気がするし

「よかったって思って見てたよ?
悪い虫が逃げて行ってたでしょ」

『…はい。お礼言いました。

先生も助けてくれて嬉しかったです!
ありがとうございました!』


笑ってまたいーえって言う



__先生のこの優しい笑顔

この文化祭で見ちゃった人多いよね
うちのクラスの子も何人か言ってた

「鈴木先生かっこいい~!
あたし先生好きかも」 って…



『先生人気ありますよね…
今日もずっと女の子に囲まれてて』

またざわざわした感情を口に出しちゃう…
自分のこういうとこ、嫌いだな


「藍野さん程じゃないけど。
またやきもち?結構妬くんだ?」

『…ごめんなさい』


「でも…俺も今回は結構妬いたなぁ」

『え!?どうして?』

びっくりと嬉しさで
食いぎみに聞き返した私に先生は笑ってた



「ずっと井川といるし、
みんなに見られてたし…ナンパされるし」

『井川くんは友達ですから!
私は先生しか見てませんでしたよ?』



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