ラブ パラドックス


「とりあえず、ベッドが狭すぎる」

「ごめん」

「いや謝んな。そういうわけじゃねんだけど」

「じゃあなに」


口を開きかけ、閉ざし、何か誤魔化すように私を抱き寄せる。

裸の胸に顔をうずめ、夏目くんを感じる。


私は狭くても問題ないのに。

それに、狭いという理由で夏目くんにひっつけるから逆にありがたい。


昨日あれだけ抱き合ったのに、今日は場所を変え、私の部屋で過ごしている。


部屋に入るなり、ベッドに直行した。

二人でシャワーを浴びていると、また火がついて、ベッドになだれ込んだのだ。
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