ラブ パラドックス
「なあ。俺もう原因とかどっちが悪いとかどうでもいいわ。とにかく今すぐ仲直りしたい」
「男はプライド…と下心でできてるから、ぶっちゃけ人に相談しづらかったりするんだよ。これは俺の友達の話なんだけどとか、知り合いの話とか言って誤魔化そうとするわけよ。仲間にもかっこ悪いところをさらけ出したくなくて。でもそんなの一切なしのお前が好きすぎる」
「お前に好かれなくていいんだよ。葉月に好きでいてもらえたら」
「陽ちゃん知ってるかな。素直さって、時に鋭利なナイフにもなるんだよ」
「なにわけわかんないこと言ってんだよ。切るぞ」
「勝手だな。なあ、その幼馴染の美容院ってなんていう名前?」
「確か…」
葉月が以前言っていた店名を思い出す。
「ちょっと待ってろ。検索するから」と涼平。それからすぐ、「すご、」と興奮気味な声が聞こえた。
「男はプライド…と下心でできてるから、ぶっちゃけ人に相談しづらかったりするんだよ。これは俺の友達の話なんだけどとか、知り合いの話とか言って誤魔化そうとするわけよ。仲間にもかっこ悪いところをさらけ出したくなくて。でもそんなの一切なしのお前が好きすぎる」
「お前に好かれなくていいんだよ。葉月に好きでいてもらえたら」
「陽ちゃん知ってるかな。素直さって、時に鋭利なナイフにもなるんだよ」
「なにわけわかんないこと言ってんだよ。切るぞ」
「勝手だな。なあ、その幼馴染の美容院ってなんていう名前?」
「確か…」
葉月が以前言っていた店名を思い出す。
「ちょっと待ってろ。検索するから」と涼平。それからすぐ、「すご、」と興奮気味な声が聞こえた。