僕の星
「だから三田君が、真面目な子に手え出すなって止めたらしいの。だけど、進太君がどうしても里奈に連絡を取りたいってきかなくて。メールに添付した写真も、自分で用意してきたらしいよ。里奈にだけみたいだよ、マジで」
律子は真顔で言うけれど、里奈はどうも納得しかねる。
「おかしいなあ」
なぜか絶対に信用できないのだ。これはきっと、女の直感だ。
「とりあえず、気軽にメールしてみたら? 友達としてならいいでしょ」
律子がにっこり笑って提案した。
「……」
里奈の融通が利かないところは、父親譲りだ。
意外な頑固さは、周りの友達を時々戸惑わせる。
「ううん、やめておく」
きっぱりした里奈の返事に、律子達はあからさまに驚いた。
「えぇ~もったいな~い!」
「せっかくのイケメンなのにィ」
「メール交換ぐらい気軽にやればいいじゃん」
もう少し譲歩すべきだったかな……と、里奈は一瞬怯んだけれど、どうしても嫌だった。
佐久間進太という男の子に、関心が持てないのだ。
律子は真顔で言うけれど、里奈はどうも納得しかねる。
「おかしいなあ」
なぜか絶対に信用できないのだ。これはきっと、女の直感だ。
「とりあえず、気軽にメールしてみたら? 友達としてならいいでしょ」
律子がにっこり笑って提案した。
「……」
里奈の融通が利かないところは、父親譲りだ。
意外な頑固さは、周りの友達を時々戸惑わせる。
「ううん、やめておく」
きっぱりした里奈の返事に、律子達はあからさまに驚いた。
「えぇ~もったいな~い!」
「せっかくのイケメンなのにィ」
「メール交換ぐらい気軽にやればいいじゃん」
もう少し譲歩すべきだったかな……と、里奈は一瞬怯んだけれど、どうしても嫌だった。
佐久間進太という男の子に、関心が持てないのだ。