完熟ぴーち
◆◇甘色ぴーち◆◇
「先輩♪おはよ!」
「おはようございます!でしょ?」
私、百瀬・雉夜子は最近やっかいな後輩に絡まれます。
「ももちゃんは今から教室行くの?」
「だからー、私ももって名前ぢゃないってば!」
「確かにももちゃんって美味しそうな名前してるよねー。」
話し噛み合ってないよう!?
,,,最近、身の危険を感じます。汗
「郁斗くんも早く教室行きなよ?」
そして彼は三国郁斗くん。
1つ年下、高2の私にナゼか高1の郁斗くんが懐いちゃったんです。
「寂しいこと言わないでよ!」
「きゃあ!?」
急に後ろから抱きしめられた。
「離してよおー!」
バタバタと暴れてもなかなか離れてくれない郁斗くん。
「ももちゃんってやっぱいい匂いする。名前負けしてないね!」
そんなの勝っても負けてもどっちでもいいよう!?
「ンー!!離してえー(泣)」
もう半泣きの私。