ポンコツ同盟

ある日のこと。

いつも通り公園に向かうと、みっきーがひとりでいた。

「みっきー?」

「ななちゃん!」

「しょうちゃんは?」

「一緒に来たんだけど、家の鍵閉め忘れた気がするって帰った!」

「そっか。おっちょこちょいだなあ。」

「ふふ。」

「でも、ひとりでいたら危ないから、しょうちゃんについて行った方がいいよ。悪い大人に誘拐されるかも。」

「大丈夫だよ。僕強いよ!えい!」

そう言って空中にパンチするみっきー。可愛い。

「もしもななちゃんが誘拐されそうになったら、僕が守るね!」

みっきーはヒーローのポーズをとってそう言った。

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